Goodwood Cafe top / Woody Note top
 ■07年9月9日  左打ちが増えているらしい (ブログアーカイブス)

 
 少し前のことだが、今年の甲子園では左打者の割合が4割くらいになったと何かで読んだ。何かと有利な左バッターを全国の指導者達が『乱造』していると言う背景もあるようだが、僕は左打ちが増えるのは歓迎したい。さらにもっと増えて、右と左が半々になればよいと思っている。
 なぜそう考えるのかと言うと、もし右左が同じくらいになれば、とりわけプロ野球の話だが、いわゆる『小刻みな継投』ってやつの意味がなくなり、投手交代が半減するのではないかと思うからである。

 いつ頃からだろうか、近代野球では相手の打線に合わせて小刻みにピッチャーを変えることが当然の事とされるようになった。確かに采配の妙と言うのはあるし、確率を重視したデータも大切だろう。
 だが「左には左(右には右)」とバタバタと投手が交代するのは時間がかかるし、見ていてかったるい。やっている選手も決して面白いものではないだろう。それでゲームのリズムが崩れて試合が一気につまらなくなることも少なくない。
 それが左打者(左投手も)が増えてくれば、あんまり右左にこだわる意味がなくなると思うのである。投手交代が減れば試合時間も短縮されるはずだ。それで打たれたらどうする、と問われたらどうしようもないが、一観客の立場から言えば、打たれようが打たれまいがシンプルに勝負していれば見ている方は意外と退屈しないものである。
 そんなわけで、これからの野球少年たちには、どんどん左打ち&左投げにチャレンジしてもらいたいと思うのである。

 でも今度は右のほうが少なくなったりしてな…。





Goodwood Cafe top / Woody Note top